桜が丘いきいき交流センターで福田廉之介ヴァイオリンリサイタルが開かれました。
赤磐市が生んだ世界的ヴァイオリニストの福田廉之介さんのリサイタルとあって、チケットは発売後僅か20日ほどで完売になりました。
今回のリサイタルは福田さんが2月からモナコのモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、本拠地をフランスのニースに移すことと、昨年8月にご結婚されたことの報告を兼ねて、地元赤磐の皆さんへの恩返しのために急遽計画されたリサイタルでした。
本来の客席253席ではとても聴きたい方を収容できず、パイプ椅子を前フロアーに46脚と客席最後部に12脚を追加してホールで並べられる最大収容人数で対応しました。
演奏会は本格的なクラシックのプログラムに加えて、分数楽器や値段の違う楽器(7500万円と200万円)の音色の聴き比べコーナーや、プログラムにはなかった福田さんが初めて弾かれる演歌「川の流れのように」も披露されました。最後には、市長との楽しいトークもありました。
誰が聴いても難曲中の難曲にしか思えない”チャールダッシュや”ツィゴイネルワイゼン”を、”実は難しくはないのです”と言ってのける福田さんのテクニックと音楽性の深さに、満員の聴衆の皆さんは改めて感心させられました。
赤磐音楽友の会は福田さんのスイス留学支援を目的の一つに発足した会で、今回の演奏会のお手伝いもされていただきましたが、福田さんの今後のご活躍を期待せずにはおられない、大満足の演奏会でした。





