赤磐音楽友の会が開いた、ピアニストと岡山フィルハーモニック管弦楽団の弦楽器奏者によるピアノ四重奏曲の演奏会です

本格的なプログラムにふさわしい、中身の濃い演奏を堪能しました。

それにしても、5月に修理したとされる桜が丘いきいき交流センターのピアノですがとんでもなかったです。

ピアニスト専属の調律師さんに一週間前の練習の後に2時間、本日のリハーサル前に1時間半の調律、調整をしていただきました。

しかしそれでも調律師さんは満足できず、リハーサル後もお客さんが入場しても開演5分前ギリギリまで懸命に調整されました。更に普通の演奏会ではありえない休憩時間にも調整されました。お客さんにとっては珍しい調律風景が見られて楽しかったかもしれませんが、改めてこのピアノのひどさを再認識させられ、こんなピアノで弾いていただくのが恥ずかしいと同時に、ピアニストに申し訳ない気持ちで一杯でした。

それにしても「赤磐市文化振興ビジョン」では「社会教育関係団体等が行う音楽のコンサートなど一流の文化芸術に触れる機会を充実し」としていますが、中学生以下は入場料を無料にしたにもかかわらず、今回も中学生以下の子供はほとんど聴きに来ていませんでした。赤磐音楽友の会も社会教育関係団体に認定されています。「文化的な風土を育てていくうえで特に重要なことは、子どもたちが幼い時期から文化や芸術に親しむことです」ともしています。教育長をはじめとする教育委員会、学校の先生方は文化振興ビジョンを作っただけで中身はご存じない、文化的な風土を育てる気はないとしか思えません。残念です。

プログラム  シューベルト  弦楽三重奏曲 変ロ長調 D.471

        モーツァルト  ピアノ四重奏曲 ト短調 K.478

        シューマン   ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47