この事業の最終回になるワークショップに参加しました。

グループ討議では、東4生活支援ネットの活動を紹介しました。公共交通計画の第一条件である、地域ニーズの把握の中心である「空間」「時間」の面において、①赤磐市の医療機関の配置特性から、市外への病院への送迎依頼が多いこと、②夜間に運行しているタクシーがないこと等から、赤磐市内に限定している公共交通、運送事業者への配慮から抜け出せない、現在の行政対応だけでは移動手段を持たない高齢者の移動ニーズには十分対応できないことを強調しました。

このニーズに応えるためには、地域で支え合うボランティアの組織化(公共ライドシェアも含めて)が不可欠です。

始める前から、やらない理由として事故や後継者の心配を挙げる方が必ずいます。

やらなくても良いならそれでもよいが、今後は移動手段を持たない高齢者がどんどん増えていきます。行政としては事業者への配慮もさることながら、福祉の観点からどうやって高齢者の移動手段を確保するかを考えなければならない時代です。

移動手段の悪さから折角赤磐市に移住してきたのに、再び関西などに転居される方も出てきています。

既に、赤磐市内でも桜が丘西1丁目の「西一たすけあい隊」や、東4丁目の「東4生活支援ネット」がボランティアで病院送迎などの活動をしています。

この様な取り組みを赤磐市全域で行うように行政のイニシアチブが求められます。