地球史研究所所長の乙藤先生の「日本列島の恐竜と日本海拡大」と題した講演をお聞きしました。
福井県が恐竜王国になった経緯や、恐竜がいた時代に日本はどこにあったかなど興味深いお話を聞かせていただきました。
福井県が恐竜王国になったのは、勝山市から肉食恐竜の歯が2本発見されたのを受けて、当時の栗田知事が本格的な発掘調査をしないかと発見者の東さんに提案し、恐竜化石調査費4百万円を計上したことに始まるそうです(毎年備前国分寺跡の草刈りに2百万円をかけても埋蔵文化財の調査をしない赤磐市とは大違いです)。
日本列島は恐竜がいた時代には大陸の一部で、日本列島が大陸と別れたのは恐竜が絶滅した後の今から2000~1500万年前だということを古地磁気学から発見されたのが乙藤先生です。日本列島は観音開きのように大陸から分かれてできた「日本は2本」は今では定説で、NKHの番組でも度々紹介されています。
日本と朝鮮半島の山椒魚がいつ種が分かれたのかをDNAで調べると1900万年前だということが分かったそうで、日本列島が大陸から分かれたことと符合しているようです。ちなみにjGnet公式キャラクターの「うをうを」は山椒魚だそうです。





